2019/01/20 17:38
フィンランドの大手コーヒーチェーンである、ロバーツコーヒー福岡大名店での北欧トークイベントに参加してきました!
第1回のテーマは「カイ・フランクの食器」
ティーマやカルティオの誕生の背景を『カイ・フランクへの旅』の著者、小西亜希子さんから聞くことができました。
このチャリティーイベントは九州産業大学の学生さんによる主催。参加費は全額被災地へ義援金としておくられるそうです。
ロバーツコーヒーは、フィンランドでも人気のコーヒーショップ。シナモンロール!フィンランドの味でした😋
このチャリティーイベントは九州産業大学の学生さんによる主催。参加費は全額被災地へ義援金としておくられるそうです。
ロバーツコーヒーは、フィンランドでも人気のコーヒーショップ。シナモンロール!フィンランドの味でした😋
1時間半、この本の著者である、小西亜希子さんのお話。ぐいぐい引き込まれました。
『カルティオ』 (1950年代)
カイ・フランクはキャリアの大半をかけてガラス作品を作っていたそうです。
1.色のレシピをつくりあげた 2.吹きガラスの手法 3.ガラスの薄さを追求した
彼の追求したこの3点は今日のガラス産業にも大きく貢献しています。
カイ・フランクはキャリアの大半をかけてガラス作品を作っていたそうです。
1.色のレシピをつくりあげた 2.吹きガラスの手法 3.ガラスの薄さを追求した
彼の追求したこの3点は今日のガラス産業にも大きく貢献しています。
『ティーマ 』(1940年代)
ティーマの前身、「キルタ」とよばれる作品で彼はデザイナーとして世に出、高い評価を受けました。
華美なヨーロッパ的なものではなく、大衆の人々に寄り添ったもの。例えば、スタッキングできるもの、安くて利便性がよい、割れても買い足せる、ミニマムでシンプルなものは、まさに当時の人々が待ち望んでいたもので、爆発的な人気を博しました。フィンランドの店舗ではキルタの確保に必死だったそうです。2500万枚を売り上げたキルタはアラビア史上最高傑作といえるでしょう。しかし、それだけ、著名になってからも、彼は作品にサイン(裏面などにデザイナー名を刻印する)のを拒んだ、それは、作品はチームで作り上げたものだから、という哲学的な観念からくるものでした。芸術家が一人で成し遂げる時代から、アシスタントや職人さんたちと共同制作をするというスタンスをつくりあげたのも彼の功績であり、人格者であったことがうかがいしれます。
『easy day』(プラスチックの食器)(1980年代)
彼の現役最後の作品。
楕円形を好み、組み合わせ自由、多用途なもの、その発想から生まれました。実は彼は親日家で3度来日したそうですが、著名なデザイナーとしての大げさなもてなしを拒み、地方の美術館や民家の暮らしを見て回ったとか。
このeasy dayの配色には日本の影響が色濃く表現されています。 赤→漆・緑→松・黒→市松模様・ベージュ→日本庭園の石・白→日の丸
日本人としてなんとも感慨深いです。
ティーマの前身、「キルタ」とよばれる作品で彼はデザイナーとして世に出、高い評価を受けました。
華美なヨーロッパ的なものではなく、大衆の人々に寄り添ったもの。例えば、スタッキングできるもの、安くて利便性がよい、割れても買い足せる、ミニマムでシンプルなものは、まさに当時の人々が待ち望んでいたもので、爆発的な人気を博しました。フィンランドの店舗ではキルタの確保に必死だったそうです。2500万枚を売り上げたキルタはアラビア史上最高傑作といえるでしょう。しかし、それだけ、著名になってからも、彼は作品にサイン(裏面などにデザイナー名を刻印する)のを拒んだ、それは、作品はチームで作り上げたものだから、という哲学的な観念からくるものでした。芸術家が一人で成し遂げる時代から、アシスタントや職人さんたちと共同制作をするというスタンスをつくりあげたのも彼の功績であり、人格者であったことがうかがいしれます。
『easy day』(プラスチックの食器)(1980年代)
彼の現役最後の作品。
楕円形を好み、組み合わせ自由、多用途なもの、その発想から生まれました。実は彼は親日家で3度来日したそうですが、著名なデザイナーとしての大げさなもてなしを拒み、地方の美術館や民家の暮らしを見て回ったとか。
このeasy dayの配色には日本の影響が色濃く表現されています。 赤→漆・緑→松・黒→市松模様・ベージュ→日本庭園の石・白→日の丸
日本人としてなんとも感慨深いです。
『カイ・フランク ''デザインの良心''』
北欧において、フィンランドはデザインでは全く注目されていませんでした。彼がアラビアミュージアムのオープンセレモニーのスピーチで「産業の大きな役目はアーティストに表現の場を与えることである」と発言したことが、大企業の会長の耳にとまり、そこから、キルタ(ティーマ)を作り始め、フィンランドのデザイン文化を大きく牽引する人物となりました。
サインを拒んだ理由でもあるように、
誰がデザインしたかは関係ない、本当に好まれるもの、何十年も使われ続ける事に価値がある。大学教授でもあった彼は教育的視点も持ち合わせていたようです。カイ教授の講義、是非受けてみたかったものです!
*
*
今夜私が感じたカイ・フランクさんの一部をご紹介させていただきました。
次回の買い付けには、カイ・フランクシリーズを!と思えるくらい、作品にこめられた、彼の人間性に感銘を受けました。
そして、ロバーツコーヒーさんには定員50名が満席状態!福岡!北欧熱、熱い!!(笑)happyです😊
この機会を与えてくださった皆様に感謝申しあげます。
つらつらと、夜な夜なつい長くなりました。
最後まで読んで頂きありがとうございました🙇♀️
kiitos!!
*
*
#カイフランク #北欧 #ティーマ #カルティオ#アラビア#イッタラ#小西亜希子#カイフランクへの旅 #フィンランドデザインと私 #九州産業大学建築都市工学部 #福岡スミオフィンランド協会#ロバーツコーヒー福岡大名店#ロバーツコーヒー#九州発北欧展
北欧において、フィンランドはデザインでは全く注目されていませんでした。彼がアラビアミュージアムのオープンセレモニーのスピーチで「産業の大きな役目はアーティストに表現の場を与えることである」と発言したことが、大企業の会長の耳にとまり、そこから、キルタ(ティーマ)を作り始め、フィンランドのデザイン文化を大きく牽引する人物となりました。
サインを拒んだ理由でもあるように、
誰がデザインしたかは関係ない、本当に好まれるもの、何十年も使われ続ける事に価値がある。大学教授でもあった彼は教育的視点も持ち合わせていたようです。カイ教授の講義、是非受けてみたかったものです!
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今夜私が感じたカイ・フランクさんの一部をご紹介させていただきました。
次回の買い付けには、カイ・フランクシリーズを!と思えるくらい、作品にこめられた、彼の人間性に感銘を受けました。
そして、ロバーツコーヒーさんには定員50名が満席状態!福岡!北欧熱、熱い!!(笑)happyです😊
この機会を与えてくださった皆様に感謝申しあげます。
つらつらと、夜な夜なつい長くなりました。
最後まで読んで頂きありがとうございました🙇♀️
kiitos!!
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